あなたはどんな季節を生きていますか


私の暮らすオランダwのハーグでは昨日雪が降り、少しの間ですが住宅に囲まれた中庭が雪景色になりました。

あなたのお住いの場所ではいかがでしょうか?

今、気温はどのくらいで、どんな景色が見えていますか?

年間を通じて寒暖や日照時間の差の激しい地域もあればそうでない地域もあるけれど、そんな中でも普段私たちは身近な人と「同じ季節を生きている」と思っています。

身近な人だけではありません。

よく知っているあの人も、出会ったばかりのあの人も、見たこともないあの人も、みんな「同じ季節を生きて、同じようなことを感じている」と思っている。

ともすれば「お天気も全く同じだ」と思ったりもする。

その結果、ときに人に対して批判や非難をしたり、アドバイスをしたりということが起こります。

「雨が降っているのになぜ傘をささないの?」
「この時期は寒いからしっかり着込んで行った方がいいよ」

という感じです。

巡る季節を生きる


確かに私たちは自分の外側に「同じ季節」を感じているかもしれません。
しかし私たちの内側に必ずしも「同じ季節」があるとは限りません。

表からは見えない根っこの部分を伸ばしている人もいれば、小さなつぼみが開き始めている人もいる。葉っぱをぐんぐんと茂らせている人もいれば、収穫の時期を迎えている人もいる。

心理学者のユングは人の人生を太陽の動きになぞらえて価値観が大きく変化する40代を「人生の正午」と呼びましたが、実際には私たちの人生には「小さな季節」や「大きな季節」が何度も巡ってきています。

さらに季節は巡るだけでなく、らせんのように、少しずつ、季節の質感そのものが変化をしていっています。同じ場所に戻ってきたようで、立っている場所は少しずつ変わってきいる。

同じ「冬」でも見える景色や感じることがどんどんと変化していくのです。

だから、「前回の冬」と「今回の冬」は全く違うものかもしれません。


見える景色、見えなくなる景色


ただ、不思議なことに私たちはこれまで見てきたものを忘れて「今感じていることが全てだ」「今感じていること、考えていることが真理なのだ」と思い込んでしまいます。

そして自分の中にあるその瞬間の「正しさ」をもとに人や世界に向き合ってしまう。

私たちは自分がどんな季節に身を置いているのか、その最中に知ることはなかなかできません。らせん状に進んだ道のりがどんなものなのか、道の途中で気づくことはなかなかできません。

あまりにたくさんの視点や季節を同時に想定したらそれを処理できなくなってしまう。だから「みんな同じ季節を生きているのだ」と感じるのはとても自然なことです。

もしも違う季節を生きているとするならば


それでももし、「この人は自分と違う季節を生きているかもしれない」「今経験している季節は、前回に経験したものとは違う質感のものかもしれない」ということを前提の一つに入れてみるとどうでしょうか。

「自分自身の正しさ」では測ることのできない「あの人にとっての正しさ」を感じることができるかもしれません。

変化がなくてもどかしいように思えることの中にある、新しい季節の小さなきざしに気づけるかもしれません。

自分を苦しめることのように思えていたものが、かけがえのない大切なものに見えてくるかもしれません。


あなたの生きる季節がどんなもので、どんな景色が見えてどんなことを感じていたとしてもそれはあなたの命が輝いているという印なのだと、その中であなたはあなたにとって大切なものを見つけられると、私は信じています。

お知らせ


1月に開催しているシャドウをテーマにした勉強会について、2月の再開催が決定しました。参加のお申込を受付いたします。【満席となりました】

Self-Inquiry for Authentic Professional -Foundation-

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自然のリズムの力を借りながら、自分自身の本来性や全体性を発揮していくコースの中で、1月から3月は自分自身の土台を深め、ととのえることに取り組んでいきます。

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1月から3月のプログラムはICF(国際コーチング連盟)より、CCE(継続コーチ専門教育)の認定を受けております。ICFの資格取得や継続のためのトレーニングとしてもご活用いただけます。

1月に開催中のシャドウに関する勉強会について、追加開催のご要望をいただいておりましたので再開催を決定いたしました。

*2月開催のLends(レンズ)の会は優先申込で満席となりました。
*ICFの新コア・コンピテンシーについての勉強会は3月以降に開催見込みです。

【概要】
「シャドウ」とは、普段、私たちの意識から追い出されているものです。
追い出されているけれど、実は私たちの大切な一部。

シャドウを認識し、シャドウに居場所をつくることは自分自身の「全体性」を発揮していくことにつながります。

本勉強会では一般の書籍等では紹介されることの少ない、シャドウの生まれるメカニズムやシャドウとの向き合い方、一人では扱うことのできないシャドウの扱い方をご紹介します。

勉強会全体のご案内や詳細についてはこちら

【開催日程】
2021年2月4日(木)・18日(木)いずれも JST 20:00-22:00 
*対話を通じて学びと実践を深める会です。両日のご参加を前提にお申込ください。

【お申込受付人数】
満席となりました
*全体で最大5名ほどの、少人数での勉強・実践の会です。

【お申込方法】
こちらのフォームよりお申込ください。