「目標とする姿に近づくためにもっともっと学びたい」
「学びと実践を通して成長していきたい」

そんな思いをいくつになってもお持ちの方は多いのではないでしょうか。

特に今年は「自分の人生や大切にしていきたいことに向けて色々なことを考え、新たな学びを始めることにした」という方もいらっしゃるかもしれません。

では、「効果的な学び」を得るにはどうしたらいいのでしょうか?
「自分を成長させるような実践」をするにはどうしたらいいのでしょうか?
他者の成長を支援するためにはどのような支援をしたらいいのでしょうか

1. 実践が一番の学びになる

組織行動学者のデイビット・コルブは「経験学習モデル」という理論を提唱しています。

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このモデルは

・自分自身が経験したことについて(具体的経験)
・様々な観点から振り返りを行い(内省的観察)
・自分の言葉で概念化や持論化をし(抽象概念化)
・それをもとにさらなる実践を行う(能動的実践)

というプロセスを繰り返すことによって経験学習が深まっていくということを示しています。

知識等のインプットではなく自らの経験を通じて学びを深めていくことは確かに重要です。

一方で、実際には私たちは書籍や講座といった知識や情報をインプットする機会を通じて学びを得ることも多くあります。

その場合、どうすれば効果的な実践を行い、深い学びを得ることにつなげることができるのでしょうか。

2. インプットから始まる学びを成長につなげるために

知識や情報のインプットから始まる学びを成長につなげていくためのポイントは実践を含んだインプットを行うということです。

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ただ知識を得るだけ・教えてもらうだけでなく、実践とともに行うことによって、その後、学んだことを活かして自ら実践をするということが行いやすくなります。

また、学び、実践し、持論化したものを時に意図的に手放すということも重要です。これは「アンラーニング」とも呼ばれます。

持論化したものを意図的に手放すことによって、すでにある考えや手法、視点に捉われず、さらに自分を成長させていくことができるのです。

3. 私たちが陥りやすい成長につながらない学習サイクル

しかし、多くの場合私たちは成長につながる学習サイクルとはかけ離れた流れで学習を行なっています。

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・知識や情報として得ただけのことを(受動的学習)
・やった気になり(仮想的実践)
・分かった気になり(表面的理解)
・役に立つ・立たないや正しい・間違っていると言った判断を深く考えずに行い(反応的判断)
・権威や空気、周囲の反応に従って(慣習的受入)
・それを何の疑いも持たずに信じ続ける(盲目的信奉)

私たちは簡単にこのサイクルにはまります。

なぜなら、このサイクルの方が楽だからです。

自分で考えるにはエネルギーも時間も必要ですし、人は基本的に変化を望みません。

教えられたことを疑わず権威や慣習に従っておけば、自分の居場所がなくなることもありません。

このサイクルを回し続けると、言われた通りに言われたことをやる機械のような人間が出来上がります。

4. 今いる場所から一歩だけ踏み出してみる

「私はそんなことはないはず」と思うかもしれません。

本当にそうでしょうか?

人に聞いたこと、本やネットで読んだだけで分かった気になっていないでしょうか?やった気になっていないでしょうか?

感じたこと、考えたことを自分の言葉で表現しているでしょうか?

時に、「正しい」と思ってきたことを手放してみているでしょうか?



様々な経験をすることはときに苦しさや葛藤を伴います。

自分自身と向き合うことは楽なことではありません。

言葉にするには勇気が要るかもしれません。

それでも、学びと実践のプロセスそのものに意識を向けて取り組んでいけば、気づけば、これまでは見えなかった景色が見えるようになっていきます。

限界だと思っていたものを超え、自分が身を置く環境のルールに気づき、ルールそのものを変えたり創ったりすることができるようになっていきます。


ゆっくり、自分のペースで大丈夫です。

最初はインプットをすることからで大丈夫です。


まずはぜひ、インプットをしながら実践してみてください。

ちょっとしたことで構いません。

やってみて感じたことを言葉にしてみてください。

あなたの中にはすでに、言葉になろうとしていることが、伸びようとしている芽があるはずです。