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私たちは普段、様々なレンズを通して世界を見ています。

今日は、私たちが世界を見るときに使っている3つの軸と3つの面(レンズ)をご紹介します。

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世界を捉える1つ目の軸は内面と外面という軸です。

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例えば、眉間にシワを寄せている人を見て、「怒っているのかな」と思う。距離が近い人たちを見て「仲良しだな」と思う。

そんな風に、私たちは多くの場合、表情や物理的距離といった見えるものや計測することができる外面から、人の気持ちや関係性といった、目に見えない内面のものを想像しています。


世界を捉える2つ目の軸は、個と集合という軸です。

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組織であれば個人の目標、部や課の目標、会社全体の目標を立てている。
個人には習慣が、組織や社会には文化や慣習がある。

そんな風に、私たちは様々な物事について、個人の単位に焦点を当てるということと、集合や集団に焦点を当てることを使い分けています。

世界を捉える3つ目の軸は、土台と状態という軸です。

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例えば、感情や体調というのは一時的な状態であり動的なものである一方で、価値観や体質というのは短い期間ではあまり変動をすることがない土台であり静的なものです。


これらは軸を用いて分かれているように見えますが、実際に私たちの心と身体が影響を与え合っているように、内面と外面、個と集合、土台と状態もそれぞれに影響を与え合っています。


これらの3つの軸のうち2つを組み合わせると、世界を捉える3つの面になります。


世界を捉える1つ目の面は内面と外面、個と集合を掛け合わせた面です。

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この面を通して世界を見ると、
・オフィスのレイアウト(集合の外面)と個人の行動(個の外面)の関係
・労働時間(個の外面)と個人の幸福度(個の内面)の関係
・評価制度(集合の外面)と組織風土(集合の内面)の関係
などを検討することができます。

世界を捉える2つ目の面は内面と外面、土台と状態を組み合わせたものです。

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この面を通して世界を見ると、
・姿勢(外面の状態)と気分(内面の状態)の関係
・体質(外面の土台)と気質(内面の土台)の関係
・組織内の人間関係(内面の状態)と業績(外面の状態)の関係
などを検討することができます。

世界を捉える3つ目の面は個と集合、土台と状態を組み合わせたものです。

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この面を通して世界を見ると、
・都市構造(集合の土台)と個人のライフスタイル(個の土台)の関係
・個々のストレスの度合い(個の状態)と社会的な空気(集合の状態)の関係
・体質(個の土台)と感情(個の状態)の関係
などを検討することができます。

さらに、ご紹介してきた図の中で色がついているところや色が重なり合っているところほど認識しやすく、色が薄いところほど認識することが難しいという特徴があります。

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中でも特に内面は外面よりも、土台は状態よりも認識することが難しいため

・組織風土よりも組織の業績に
・個人内面よりもの行動に
・個人の価値観よりも個人の感情に

目が向いている状態で、目の前に起こっている課題の解決をしようとしたものの、なかなか結果が出ない・変化がないということが起こります。

また、私たちは普段、無意識にどれか2つの軸を使って物事を見ているということも多くあります。

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例えば絵を描く人は通常、形と色と質感のうちいずれか二つまでを表現すること得意とし、経営者は直感と論理、哲学のうちいずれか二つまでを重視することはできるものの、全てを網羅することは難易度が高いと言われています。

このように、3つもしくはそれ以上の軸を同時に使って世界を捉えることが難しいというのはとても自然なことです。

しかし、自分自身が持つ軸が常に固定されていたり偏ったりしていると、より良い選択肢を検討することや新しいアイディアを創造することが難しくなってしまうかもしれません。

改めて、あなたは普段、どんなレンズを通して世界を見つめていますか?


ぜひ、世界を立体的なレンズを通して見つめてみてください。

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今、自分が見つめているのは、内面なのか外面なのか、個なのか集合なのか、土台なのか状態なのか。

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そんな風に目を向けてみると、世界がこれまでとはまた違ったものに見えてくるかもしれません。