留学や企業内での赴任など、海外で暮らす機会を得るハードルは下がっています。また、個人の海外移住についても以前は自己実現をした結果実現できる「人生の上がり」のような位置付けだったものが、自己実現のプロセスとして選択をする方が増えてきました。しかし残念なことに、海外に行けば必ずしも自分を成長させられるわけではありません。期間の決まった一時的(中期)の滞在では、学びや業務に対するコミットメントが低く「楽しかった」「勉強になった」という程度で滞在を終えてしまう人も少なくありません。「自分を変えたければ、住む場所・仕事・付き合う人を変えればいい」と言いますが、「外的な環境の変化から影響を受ける自分」のままでは外的な環境をいくら変えても成長は頭打ちになってしまいます。「自分自身の中から変化を起こす自分」へのシフトが必要なのです。