913. 天文部に入る夢

 

シャワーを浴びに行こうとして、昨晩、洗濯をしたあとに乾燥機に入れようと思っていた洗濯物たちの存在を途中からすっかり忘れていたことに気づく。朝イチでなかなか残念なお知らせである。

本来なら洗い直して乾燥にかけたいところだが、今日必要なものもあるので洗濯物を乾燥機に移して乾燥を始めた。

空がようやく少し青みがかってきた中、中庭にはまだ静けさが広がっている。そんな中ガチャガチャと音のする乾燥機をかけるのは申し訳ない。下の階のヤンさんはこのところずっと不在だが、上の階のスコットさんはきっとまだ眠りの中だろう。

数日前から起きている左頬の肌荒れが今日も気になるけれど、まずは今日見た夢の記憶が消えないうちに書き留めておきたい。

夢の中の私は学校にいた。自分自身も周囲の人たちも姿形は大人なのだが、私は今日の舞台は中学校で自分は中学生の設定なのだと認識していた。

それまで続いていたシーンが切り替わった後、「部活に入る」という流れになった。何部に入るのかと思いきや、「天文部」だということが分かる。さほど仲が良い訳ではないものの同じクラスで話をしたことがある女の子が天文部に入るというので「私もそれは少し興味があるかも」と思ってその子の後をついていった。

校舎の中をうろうろし、いろいろな部の部室があるエリアの入り口の扉にたどり着いた。扉の前には上級生の先輩がいて扉を開けてくれた。その先輩はサッカー部だと思っていたが天文部だということが分かり少し驚いた。

扉の中はぐるぐると降る階段になっていて、その構造から「ここは隠されているエリアなのだ」と思った。階段を降りていると後ろから何かのスポーツの選手が降りてきて道を譲った。

天文部の入り口には数人の女子たちが列を作っていて、「天文部は意外と人気なんだなあ」と思った。列に続いて部室らしい場所の中に入るとそこは体育館だった。

そしておもむろに天文部の活動が始まった。体育館の前にいる人が「3人」「4人」「5人」

などと声を上げるのに合わせて、その人数でグループをつくる。てっきり天体望遠鏡で星を眺めたりするのかと思ったら、全く違って拍子抜けをしながら、グループをつくっていった。

幸いにも一緒にやってきた同じクラスの子とともに、ずっと何かしらグループを作ることができたが「8人」まで進んだところで、周囲を見回しながら「こういう活動は苦手だなあ」「実際のところ私はここに仲が良い友達はいないなあ」「一人だなあ」という考えが湧いてきて、そんなところで目が覚めた。

空は青の中に白が広がりつつある。
乾燥機はまだゴーと低い音を立てて回っている。
上の回からは人が動き回る音が聞こえてきた。

夢から覚めて、今日も一日が始まる。2020.11.10 Tue 7:28 Den Haag