888. 宙ぶらりんの感覚とともに


内と外の境目なく、暗闇と静けさがそこにある。静けさの中では自分の心のひだが良く分かる。

昨晩から意識が向いているテーマは私のシャドウを関係しているのだろうか。あまり表には出てこないけれど、確かに私の中にある部分。別の部分が、拒絶をしたがる部分。本当はもっと出てきたがっている部分。この子にはどうやって居場所をつくってあげることができるだろうか。

ここのところ、日記も含めアウトプットの量が減っている。いくつかの取り組みの準備をしていることも影響しているが、一日一定量以上は言葉を積み重ねたいという想いと、義務的なものではなく本当に大切だと思ったテーマを言葉にしていきたいという想いのどちらもがある。言葉にすることは筋トレのようなものだ。大変だなあと思っても続けていればだんだんと大変だったことが大変ではなくなってしくし、だんだんと可動域のようなものも広がっていく。心とつながった言葉がいつでも綴れるようになる。

こうして書きながら今、自分の中にはいくつかの気がかりがあり、なんとなく宙ぶらりんの状態なのだということも分かる。

中でも特に大きいのはビザの更新についてだ。先日移民局からビザの更新についての案内が来たため、会計士に必要な書類を確認し、書類を揃えて提出するところだが、申請さえすれば更新がされるかというとそういうわけではないようである。更新条件は満たしているはずだが、このご時世、どうなるかは分からない。

そういえば2年前、オランダで正式な滞在許可を受け取るまでもこんな状態だったように思う。日本を離れることがなければ、こんな風に自分が所在なく、自分の意思ではどうしようもないことがあるのだという感覚を経験することもなかっただろう。「安心して暮らせる場所があること」は一番大事な土台なので、そこが確定していない状態でゆらぎの感覚を感じるのはとても自然な状態でもある。

とは言え、落ち着いているに越したことはない。次に5年のビザがもらえたら5年の間にオランダ語の試験に合格するか、もしくはオランダで高等教育機関(大学院)に通い、EUの永住権を獲得することを目指したい。

これまでの経験上、秋は私にとって新しいステージに向かう前のどこかもどかしい季節だ。そう思うと余計に暗示がかかるかもしれないけれど、現在の自分の状態に自覚的になり、今できる中での適切な判断をしていきたい。それは結局のところ、日々できることを積み重ねていくことなのだと思う。2020.10.15 Thu 7:19 Den Haag