864. オープンカーに乗り切れない夢

 

窓の外がすっかり明るくなっていることに気づき、部屋の電気を消した。1時間ほど前、仲間との対話を始めたときには外はまだ薄暗く、ようやく空が青みがかってきたくらいだったために、部屋の天井から吊り下げられている白色に近い電気を点けた。

ドイツでもオランダでも、お店や家の中で白色灯が点いていることはほとんどない。それが、環境意識からなのか、それとも目の色素などの違いで白色灯が明るすぎるように感じるのか今だにハッキリとは分からないが、とにかく日本の感覚で言うと「暗いなあ」と感じるくらいの明るさの中で人々は生活していて、私自身もすっかりそれに慣れているところがある。

そんなわけで、電気を点けて、しかも朝の7時から話をするというのは私にとってはとてもイレギュラーだが、そうしたい仲間があって、取り組みたいことがあるのだと、いうことをこうして書きながら改めて感じている。

朝というのは意識がとても柔らかく、色々なものが簡単に流れ込んできたり、無意識の領域にアクセスすることができたりということが起こる。例えば朝の30分間のコーチングというのは日中の1時間半分くらい潜在意識にアクセスできるとも言われているが、だからこそ、朝一番で向き合うものというのは注意も必要だ。そういう意味でも、お互いに自分の居場所を守ろうとする必要のない仲間たちだからこそ、朝一番で対話をして、一日もしくはその先の一週間を気持ちよく過ごすことができるのだろう。

今日はおそらく5時過ぎに眠りが浅くなりゆるゆると夢を見ていた。

夢の中で私は美容院の開店の準備をしていた。新しい美容院のオープンが明日にせまり、そこにいるスタッフたちが動き回る中、必要なものがあったのか、買い出しに行くことになった。

美容院の入っている建物の地下にある駐車場に向かうと買い出しに行く仲間である二人の女性がオープンカーに乗って近づいてきた。「あれ!?二人乗りの車だけど、私はどこに乗ったらいいだろう?」と思って間も無く、既に人が座っている二つの座席の後ろにも車の淵に腰掛けられるスペースがあり、そこに座ればいいのだということが分かった。しかし次の瞬間に、車に乗ろうとしている人が私以外に二人いるということに気づく。二人しか乗れなさそうなスペースにどうやって三人乗ることができるか。「あそこに一人が腰掛けて、ここに足を入れて、もう一人がここに座って」などとあれこれ考えている間にどんどんと眠りが浅くなり、意識が夢の世界から離れていった。

その夢を思い出して、少し不思議だと感じているのは、夢の登場人物が知っている人たちではなかったということだ。普段の夢であれば6年間ほぼ同じメンバーだった中高の同級生たちが大学生くらいもしくは大人になっている設定で登場するのだが、今日の夢に出てきた人たちはそうではなかった。知らない人たちに囲まれているからか、夢の質感はいつもよりは軽やかだった。

日記を書きながらなんだか今日はとても寒く感じるけれど、寝ている間に体が冷えたのだろうかと思いながら天気予報のアプリで現在の気温を確認すると9℃と表示されていた。寒いはずだ。今日は最高気温が15℃まで上がらず、向こう一週間以上、雨の予報が出ている。いよいよ、雨が多いオランダの本格的な秋がやってきたのだろうか。今来ているブラウスとカーディガンでは今日一日を過ごすのに寒いかもしれない。

このあと、金曜の恒例のゴミ捨てをして、あたたかい装いに着替えることにする。2020.9.25 Fri 8:37 Den Haag