701. ブレーキをかけながら坂道を降りる

いくつかの連絡に返信をして、一息つき、あたたかい飲み物を持って書斎に戻ってきた。頭に昇っていた気が身体の方に落ちてくる。隣にある寝室の、開け放った窓からひんやりとした風が吹き込んでくる。

今日も夢の中で鮮明な感覚を感じた。自転車で急な坂道を降りるシーンだった。おそらく実際には15度にも満たない傾斜だっただろうけれど(夢の中で「実際には」といのもおかしな表現だけど)、私からは行く先がほぼ真下にあるように見え、円の内側を滑り降りているかのような、感覚だった。かなりのスピードが出ていて、ジェットコースターに乗っているような心臓の感覚に恐怖を覚えた。必死でブレーキを握るも、全く効かず、坂の下まで一気に滑り降りた。

急な坂道と、そこで恐れを感じながらブレーキをかける自分。それでも速まるスピード。これは何を意味しているのだろうか。自分が何かにブレーキをかけているのだろうか。

ブレーキを握りしめながら全く減速しないことに気づき、恐怖の奥に微かに爽快感や楽しさのようなものがあったことを思い出す。

今日、明日といつもよりは多めに(と言ってもあくまで私の中の基準だが)入っている予定が気になっている。来週に向けて、また、自分の中の感覚が新鮮なうちにまとめておきたいこともある。参加しているトレーニングなどのビデオも溜まっている

これらを、こなすのではなく、一つ一つ向き合い続けることができるか。
向き合い続けられる自分であれるか。

目の前のことと自分自身を深く感じながらも俯瞰して眺める視線を持って、まずは今日1日を過ごしたい。2020.6.10 Wed 7:41 Den Haag

702. 身体の冷えと脳の冷え

今日は随分と寒気を感じた1日だった。午前中、初めのミーティングの前から寒さを感じ、シャツの下に長袖の下着を着込み、さらにカーディガンを羽織った。それでもなお身体が冷えていく。ミーティングの参加者は日本の人が大半で、ノースリーブを着ている人もいるものだから、オランダが随分と寒い場所だと思われたかもしれない。

あまりに身体が冷えるので、これは普段行わない画像ありの状態でミーティングに参加したものだから眼と脳にエネルギーが使われ、末端神経の血流が悪くなったんだろうかと、最もらしいようなそうでもないような仮説を立てて検索をしてみたところ「脳の冷え」という言葉が目に留まった。自律神経の乱れやストレスによって、脳の血流が悪くなり、さらに身体全体の血流も悪くなるという話だ。

「やっぱりそうか」などと、自分に都合の良い情報に納得をする。真偽のほどは分からないが、身体は正直だということは確かだろう。体調なのか気持ちなのか、とにかく何かが「上手くいっていない」もしくは「違和感を感じている」のだ。

ミーティング終了後にスクワットをし、その後何種類かのあたたかい飲みものを飲み、セッションを進めるうちにだんだんと身体があたたまっていった。

今はドイツの薬局で購入した睡眠時に良いとされるハーブティーを飲み始めたところだが、ようやく、手先があたたかいと実感できるくらいに身体があたたまってきた。

今日は、コーチングセッションの際に、新しい方法でセッションに臨むことを試してみた。これまで以上に思考よりも感覚を優位にするための取り組みであり、自分自身もクライアントも自由にあれたのではないかと感じている。

現実の課題に取り組みながらも、より自分自身の深いところに向き合うという方向性は自分の中でしっくりとした感覚があり、クライアントも、本来持っている力を発揮し想いを形にしていくことにさらに力強く進めているのではという感覚がある。(そうは言っても、取り組むテーマが大きい方が多く、短期的な取り組みではないのでじっくり進んでいくのだが、それでもスタート時に目指していたものは気づけば通り過ぎているということが多い。)

これをいかに、様々なテーマを持ったクライアントに適応できるようにしていくかが今後の自分自身のテーマとなっていくだろう。とは言え、コーチングにも様々な分野やアプローチがあり、コーチも、コーチングを活用することが前進の後押しになる可能性がある人も星の数ほどいる中では「万人受け」を目指す必要はなく、自分が最大限に力を還元できる形でサービスを提供していければ良いのではないかと思っている。それがもはや「コーチング」という枠組みに収まるかは分からないのだが。

こうして書いている間も、頭の中に一つのことが浮かんでいる。今日やろうと思っていたことでやり残していることだ。

明日もいつもよりは予定が入っている。読み進めたい本もあるが、適度なところで頭を休めるモードに入りたい。2020.6.10 Wed 19:31 Den Haag