695. 喜びの理由

窓枠のフチにあたる雨の音をしばらく聞いていた。バタバタと雨の音が強くなる。

「すごくいい天気だね!」

数日前に、いつも利用しているスーパーのスタッフがそんな風に声をかけてきたことを思い出す。

そのときは確かに晴れの日が続いた後で、半袖で過ごせるくらい気温も上がっていた。だからそのときの私は彼の言葉をすんなりと受け取った。

しかし、昨日、今日と太陽の光が差さない朝を迎えて思う。

あの言葉は単純にその日、もしくは数日間の天気のことを指して言われたものではなかったのだ。

思い返せばオランダは思った以上に雨が多い。

昨年の9月と10月は「来年のこの時期は日本に滞在しようか」と思うほど、毎日のように雨が降り続いていた。記憶には薄いが春から夏にかけての時期も、日本の梅雨とまではいかないまでも、雨が降る時期なのかもしれない。


年中通して天気自体が変わりやすい。

そんな背景があっての「すごくいい天気」だったのだ。

そうこうしているうちに気温がどんどん下がってきている。

そして今日の予定が気になり始めてきた。

今日の私は何を感じ、どんなことを想うのか。

1日の終わりにまた書き留められたらと思う。2020.6.5 Fri 8:05 Den Haag