625. 白を見る朝

 

白は、昨日より一層入れ替わった。

枝から地面へ。一枚、また一枚と花びらが落ちる。

今日は随分と長い時間夢を見ていた。目覚めた瞬間はそれがどんなものだったか、身体の感覚が残っていたが、今はもう消えてしまった。

食の改善を始めて、もうすぐ1年になるだろうか。

今は身体の状態がよりクリアに分かるようになった。

必要な睡眠が必要な時間帯に取れていないときは、身体がすこぶる重い。今ではそれはとても違和感なのだけれど、東京で会社員をしていたときはそれが常だった。朝はメロンパンをかじりながら道を歩き、昼と夜はガッツリ食べる。24時を過ぎて寝ることも少なくない。(最初に住んだ神楽坂は一方通行の方向が夜中の24時で切り替わるので、それまでにタクシーで帰ろうと焦ったことが何度もあった。)

あんなにどんよりした身体の状態でよく仕事をしていたと思うが、やはり無理は大いにあっただろう。1年経ったところでアレルギー性の喘息を発症したのは、身体からのサインだったのだと思う。咳が止まらなかったのは苦しかったけれど、あのサインが出なかったら私は「大好きな仕事だから」という理由で、仕事も生活も変えていなかったかもしれない。

日本にいるときもドイツにいるときも手荒れがひどかったが、それも今はなくなっている。肌全体が強い方でなく、「そういう体質だ」と思ってきたが、どうやら「体質」のスイッチを押すものがあるようだ。

そういうものを何て言ったっけ。人間の能力にもそれを発揮させることを後押しするスイッチのようなものがあり結局、身を置く環境の中にスイッチのあるなしが人が能力を発揮するかどうかを左右する。そんな話があったように思う。

今日の仕事に向けて、思考が働き始めている。

今日は少し肌寒い。あたたかい飲み物を片手に、深い呼吸を続けたい。2020.04.09 Thu 9:04 Den Haag