604. 静けさの中で

窓の外から、子どもの声が聞こえてきた。学校が休校になっている分、中庭や街のどこかで子どもたちが遊んでいるのだろう。

先週は日中、いつも以上に静けさを感じたが、それは隣の保育所が休みになっているためだと今になって気づく。これからの時期は午前中の10時から11時頃にかけてと午後の数時間は中庭で遊ぶ子どもたちの声が聞こえてくるはずだが、今年はそれが聞こえるのはいつになるだろう。

そういえばコロナウィルス によって小さな子どもが死亡したというニュースは聞かないがなぜだろうと思って調べてみると、子どもの唾液にヒントがあるのではないかという話が出てきた。はたまた、これから広がろうとしている5Gの電波が免疫を弱めてしまうという説などもある。

何が事実かは分からないが、少なくとも言えるのは、今世界に起こっているのは生物的・肉体的な問題だけではないということだ。もともと世界や個人にあった歪みが、ウイルスというものをトリガーにして表出しているということなのだと思う。

外の世界に起こっているように見えることは、すべて自分の心の窓を通して見たものなのだと思うと、自分の心や他者の心にあるものに気づく。

ここ1週間ほど執筆と読書の活動に力を入れていたが、昨日はいつもよりゆったりと過ごすことにした。カレンダー上の日曜日ということもあるが、身体のリズムに従ったとも言える。これからはさらに曜日というものは手放して、自然なリズムの中で時間を過ごすようにしたい。

冬の間の夕方の暗さが嘘のように、すっかり日も長くなってきた。あたらしい季節のリズムが、身体の中でも始まろうとしている。2020.3.23 Mon 9:38 Den Haag