434. 冬のはじまり

寝室からベランダに続く窓を開け、冷たい空気と出会った。昨日も同じような時刻に窓を開け、「なんだか随分寒いぞ」と思ってスマートフォンの天気予報アプリを見たら、現在の気温が1℃と出ていた。今日も昨日と同じくらい寒く感じる。

今日から11月、もう冬が始まったと言っていいだろう。

中庭の木はすっかり葉を減らし、枝に止まった鳥が動くたびに、さらに葉が落ちる。それでもまだなお、葡萄の蔓に実った房は垂れ下がったままだ。季節によってエネルギーの向かう方向が違うということを実感したのがこの秋だった。

昨日訪れたアムステルダムではもう、建物や商店街にイルミネーションが施されていた。そういえば我が家の近くの小さな商店街にもイルミネーションがすでに付けられている。イルミネーションと言っても、日本で目にしてきたものよりも随分と優しく静かだ。暗くなっていく街をそっと照らしてくれる灯り。そう思うのは私が、真っ暗になり、イルミネーションが明るく眩しく見える時刻に外を出歩かないということもあるのかもしれない。

10月はどんな時間だっただろ、と振り返ってみる。8月9月は、色々なことを手放す準備をしていた。それが実世界に強く反映されたのが10月だった。書こうとしている書籍の原稿は遅々として進まずもどかしい思いもしてきたが、本当に言葉にしたいことは何なのか考えるいい機会になっている。とは言え、いつまでも先延ばしにしたいわけでもない。今までいくつかのテーマで書き散らかしてきたこものをここから2週間ほどでまとめていきたい。

10月の振り返りについては改めて今日か明日、いつものように手帳に書き込む形で行なっていきたい。近所のカフェに行ってその時間を取るのもいいだろうと思うが、できれば今週末は固形物はあまり摂らずに過ごしたいと思っているので、チョコレートケーキの誘惑のあるカフェには足を運ばない方がいいだろう。今日明日は深夜のセッションもあるためそのために心身の状態を整えつつ、新たな一ヶ月への後押しになるような週末を過ごしたい。

まずは、今日の日中の活動に向けて、声と心身を整え、そして今日も、目の前のこと一つ一つに向き合っていきたい。2019.11.1 Fri 8:27 Den Haag