365. 子猫の足音と喉の不調

今日は朝からずっと、薄曇りの空だ。先ほどリビングから、道を歩く人が傘をさしているのが見えた。オランダでは夏の時期もよく雨が降ったが、傘をささない人も多かったように思う。季節が巡り、雨も冷たくなってきているのだろう。

ベッドの中で布団のあたたかさに埋もれているときに、上の部屋から細かい物音が聞こえた。タタタタタタタと小刻みに動く音は、人間の動きにしては軽やかで速い。先日上の部屋のアナさんの部屋にやってきた小さな猫はその後姿を見かけないのでアナさんのパートナーの家にいるのかと思っていたが、アナさんの部屋で暮らしているのかもしれない。小さな猫が駆け回っていることを想像して幸せな気持ちになる。事実はどうかではなく、想像で幸せになれる。人間の幸せの大半は脳内で作られていることを実感する。

先日から日記を書く量が減っているが、これには二つの要因があると考えている。一つは日中に人と話をして考えていることを言語化する機会が多いこと。もう一つは先日から喉の調子が悪く、身体全体としてエネルギーが下がっていることだ。数日前にライデンに滞在を始めた次の日の朝、目覚めると喉の痛みがあった。家にいると一日中、何かしら飲み物を手元に置いているが、滞在先ではスーパーで買ったペットボトルの水の残量を気にしつつ飲み物を飲むため、全体として摂取する水分の量が半分ほどになっていたのではないかと思う。また、部屋に効いている空調を切ることができず、また、設定温度の変更もできなかったため、常に身体が冷えた状態で過ごしていた。今思えば、気温が下がり、乾燥もしてくる中で、身体に負荷をかける環境に身を置いていたのだと思う。喉の痛みが肩から背中まで広がっているので、軽い風邪をひいている状態なのかもしれない。身体の不調の感覚があるので、その分、思考や他の細やかな感覚というのは捕まえづらくなっている。身体の状態というのは、私にとっては商売道具そのものなので、できるだけ早く喉やその周辺の状態を通常の状態に戻したい。

思い返せばこの、夏から秋にかけての時期というのは毎年喉に不調が現れる。ひどい時は声が全く出なくなるほどだ。陰陽五行の考え方では、秋口に呼吸器病が悪化するというのは、肺の故障と関係があるということだ。乾いた肺を潤し咳を止める性質のある食べ物は、くるみや大根、ごま、蜂蜜、バナナなど、そして慢性的な肺の消耗を補う食べ物はやまいもやきくらげ、ぎんなん、鶏肉、レンコンということで、このあたりの食材というのを意識して摂っていきたい。
今のところ、陰陽五行の考え方というのは東洋人の身体には、西洋的な栄養学よりも合っているのではないかと思っている。そして、声や思考の種類にもあてはめることができる。今後のYouTubeチャンネルではこのあたりのことも伝えていきたい。何はともあれ、まずは自分の身体の調子を整えることだ。2019.9.18 Wed 10:28 Den Haag