風で舞い上がったカモメの形をした黒い凧が、ゆったりと8の字を描くように動いている。庭の大きな木の枝に咲いた白い花は僅かな部分を残して散ってしまった。隣の保育所の庭で、タオルをかけたベビーカーを押した女性が足早に庭の端と端を行き来している。女性の息が上がり、どうもペースが速いように感じるがそれは脚が長くて一歩一歩のリーチが大きいだけだろうか。

今朝も起き抜けにそれまで見ていた夢に関するキーワードをメモし、その後また夢を見た。最初の夢の中で、私はTと待ち合わせをしているようだった。いつものように目的地までの行き方がスマートフォンのスクリーンショットで記録してあった。そんなことを確認しつつ、私は居酒屋のような場所にいる。店のスタッフと話しながら私が餃子をテイクアウトしたいことを伝えると、ここではテイクアウトをしていないと言われた。そう言われたものの、すでに私のボストンバックのような鞄には餃子と焼きそばが、何にも包まれない状態で大量に入っていた。それでも私はさらに餃子を購入したいようで、ネットで餃子のテイクアウトができる店を探した。そうこうしている中、目的地に目的の時間に着くためには18:10には何かしらの交通機関に乗っていなければならないことに気づく。しかし待ち合わせ相手はまだ来ていない。店を後にし、建物から出るとグラウンドのようなものがあり、何かしらのスポーツの準備運動をしている人たちがいた。その横を通りすぎると別の一団がやはり準備運動をしており、私はそれがサッカーをする人たちだと分かった。さらにそこを通り過ぎ、グラウンドを出たところでTに会った。

そこからどこかに向かったように思うが、次に覚えているのは、一度目が覚めてもう一度寝た後に見た夢だ。夢の中で私は地下街に続く入口が並んでいる場所にいた。どうやらトイレに行きたいが、キレイなとトイレがある場所に着くにはどの入口から降りたら近いかというのを考えているようだった。一つの入口の階段から降りると少し先にトイレの入口が見えた。しかし、中央の広いスペースの扉を開けて女性がその中を掃除している。そのため、その左側の別の入り口から中を覗いてみると、そこはシャワースペースのようだった。私はトイレに入ることは諦め、近くの別の階段からまた地上に出ようとした。幅が広く、地上の広場に続くような階段を登ろうとするとも、身体が重たい。重力に引っ張られるような感じで立ち上がることができない。大した時間の長さではなかったが、私はその階段を這うようにして登った。階段を出るとそこでその前の夢で待ち合わせをしていたTがゴルフのための準備運動を教えてもらっているところだった。どうやら私は一緒に練習に加わるようになっていたらしい。周囲にはT同様、青と白のジャージを着た人たちがそれぞれ何かをしている。私もそのジャージを着て、さらに頭にロシアの帽子のような形をしたキルティング生地の奇妙な帽子を被っていた。Tの横にならび、準備運動のようなものを始めようとすると、正面のスクリーンに、アーチェリーの試合中、11本の矢が選手に刺さったというニュースが流れ、閉会式のような場で芝の上に立っている選手の右側からいくつもの矢が飛んできて選手の身体を突き抜けていく映像が映し出された。それ見た私は気分が悪くなり、その気分の悪さを抱えたまま目が覚めた。

そのときほどではないが、まだ心臓と胸骨の間には薄い黒色の小さな雲のようなものが残っている。2019.04.15 9:15 Den Haag